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フォードVSフェラーリを観てきた

ル・マンで男たちがフェラーリに勝つために最強のフォードを作る映画だということだけ情報として持っていた。あとマッドデイモンが出る。

 

ちょっとネタバレあり。

 

ル・マンについては、すげー長い時間行われる車のレースであるという知識しかないため一応観る前にざっと調べておいた。

 

フランスで6月の夏至の頃に行われるレースのようだ。すげー長い時間というのは24時間で、その間ずっとコースを周回するっぽい。その周回数を競うらしい。過酷。

 

主演はマッドデイモンとクリスチャンベイル。マッドデイモンしか認識しておらずもう一人ってそういえば誰だと思っていたらクリスチャンベイル。ダークナイトシリーズでバットマンをやってた人か。こんなにガリガリだったのか。

 

基本的にこういう男たちの物語みたいな映画はあまり心に刺さらない。面白いけど、男の領域に入っていけない自分がいる。が、それがわりと心地よかったりするため観に行った。やたらとCMもやっていたし。

 

で、観た感想としては、とても面白かった。

 

車を作る話だと思っていたため、どちらかというとエンジニアリングな話かと思っていたがそうではなかったようだ。不器用な引退レーサーと不器用な現役レーサーの話だったようだ。そんな男たち(主に引退したほう)がフォードと戦ってフェラーリに勝とうとする話だった。

 

そう、戦うべき相手はフェラーリではなくフォードだったようだ。会社って汚え。

 

フェラーリ陣営もムカつくが、どう考えてもフォードのほうがムカつく。ことの発端は会社同士のプライドと売上の話だ。

だが、主役二人は単純に速い車を作って速く走らせて一番速くなりたいだけだろう。それでフェラーリどころかフォードの鼻っ柱も折ってやろうってことか。かっこいい。

 

主演二人の物語もよかったが、脇を固めるチーム員たちも良かった。レースの合間合間の連携プレーがかっこいい。ドライバーだけが優秀でもだめなんだろうな。コース脇でサングラスかけてレースを見守るマッドデイモンのかっこいいことよ。

 

この映画は実話なので、結末を事前に知ることもできる。でもあえてそうしないことで、キャラクターたちと一緒に一喜一憂できるのが楽しい。

 

それにしてもクリスチャンベイルは老けたな。それとも老けメイクか?だが、初老の男性が日に焼けまくっている姿は好きだ。

ダークナイトバットマンのイメージが強かったから、今回のようなちょっとはっちゃけた父親といのは新鮮だった。

あとマッドデイモンは見るたびに老けていくしデカくなっていく。The中年って感じだ。オーシャンズの頃は随分かわいらしかったんだがなぁ。

 

他にも色々思ったことはあったが、とりあえずこんなものでいいや。

 

カーレースに興味を持ったことはなかったが、今年くらいはル・マンを気にかけたいと思う。興味ない分野にも目を向けさせてくれるから、映画って好きだ。