評価が玉ねぎらしい『キャッツ』を観てきた
アメリカで公開された際に批評家たちからバッシングの嵐で大爆死したトム・フーパ―監督のキャッツを観に行ってまいりました。
ネタばれは特になし。というか、キャッツはネタバレがどうとかそういう話ではない気がする。
ぼろくそに言われまくっていたから興味本位で観に行ったわけではなく、予告を見た段階でいいなーと思って元々行こうとは思っていた。
そこにさらにぼろくそ評価が飛び込んできたものだから期待がよくわからない方向へ飛んでいく……。
ちなみに本物のキャッツは観たことない。
舞台は興味あるけど、値段も高いし倍率も高い。
しかし映画なら1900円で二日前くらいに席をとれば十分いい席をとれる。映画1900円が高いと言われたりもしているが、製作費何億円というコンテンツを1900円で高画質高音質で観られるのだから安いものだ。
しかも今回は無料クーポンを使えたので0円キャッツ。ナイス~。
ということで感想。
よかったよ~~。
最初どうやって観たらいいのかもわからずひたすらボケーっと観る時間があったけど、ああこれはもう歌と踊りを楽しめばいいんだなと思ってからはだいぶ楽しかった。
主人公のヴィクトリア(フランチェスカ・ヘイワード)はやたらきれいな動きをするものだから、バレエもやっていたプロのダンサーか何かなのかな?と思っていたらイギリスのロイヤルでプリンシパルやってるまじもんのまじですた。
ヴィクトリアだけじゃなくて、おそらく他の面々もプロのダンサーだったりするのだろう。映画を観ているのにまさしく舞台を観ているよう。でも映画じゃないと表現できない部分もたくさんあって、大満足。
お気に入りは鉄道猫の曲。タップダンスも素敵で、背景も楽しげ。歌の内容はあまり聞いてないけど。
あとは手品猫もよかった。
細身でとてもかわいらしい人だなぁと思っていたら、2月14日に公開のグッド・ライアーにも出ているっぽい。観る予定なので楽しみ。
グッド・ライアーといえばイアン・マッケラン。イアンマッケランもキャッツに出ている。歌って踊るのか……?と思ったがさすがにあまり踊らない、でも歌う。そういえば実写版美女と野獣のコグスワースもやっていたなと思いだす。コグスワースもそんなに歌ったりしないけど。
イアンマッケランはよかったぞ。
当方映画X-MEN狂いのためイアンマッケランも大好きなのだが、それこそマグニートーやゴールデンボーイのドゥサンダーみたいな威厳のある老人イメージが強かった。
それがキャッツだとぉぉぉ。
にゃーにゃ―言ってたり!器から水をぴちゃぴちゃ飲んだり!魔法使っちゃうぞ~とおちゃめなイアンマッケランが……!!!!
それだけで映画キャッツの価値はあった……。
観る前に懸念されていた人間猫の不気味さに関しては
うん、普通に不気味だった。ありゃ不気味だわ。
ただ観ていくうちに慣れてくるので最終的には気にならなくなった。
マキャベティ?がテイラースイフトと歌っているときは「ひぇっ!?!?!」となったが。
本物のキャッツは映画とはまた全然違うと思うので、いつか観に行ってみたいと思った。映画を作ってくれでもしないと、一生観に行こうという気にはならなかったと思うので、感謝。
ドラゴエユアストに比べたら全然いい映画だったのでもっとユアストをみんな観るべきだよ!