ミッドサマーの配給会社「A24」ってよく聞くなと思ったらけっこういい映画ばかりだった。
ミッドサマーの配給会社はA24。耳で聞くとそんなに馴染みがないが、目でロゴを見ると「最近よく見かけるな?」と思い調べてみた。
2012年設立のエンターテイメント企業のようで、非常に若い会社だ。
フィルモグラフィを見てみると、見たことある作品がわりとあったので列挙。
ちなみに、2017年のアカデミー作品賞『ムーンライト』はA24の作品。わーお、観てないけど。
ルーム(2015年)
結構話題になっていた気が。思っていたような話運びではなかったが、非常に感心した。部屋でしか過ごしたことが無い少年を演じたジェイコブ・トレインが見事でした。今後に期待したい。
ロブスター(2016年)
『女王陛下のお気に入り』のヨルゴス・ランティモス監督の作品。監督の才能を感じる。コリン・ファレルが気持ち悪い。何を見ているんだか始終わからないが、なぜか引き込まれる。お気に入りです。
A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年)
ビジュアルはすごいよい。映像もきれい。ただ、女の人がまずそうにチョコレートケーキ(パイだったかな)をただひたすら食うのを長回しで体感にして5~10分見させられてしんどかった。雰囲気はとてもいいんだけど、いかんせん退屈すぎる。
聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年)
またまたヨルゴス・ランティモス。この作品でこの監督にはまった。またしてもコリン・ファレルが気持ち悪い。が、それ以上に気持ち悪いのはバリー・コーガン。もっと活躍してくれぇ。そもそも作品自体が気持ち悪い。なぜ私はこれを友達と観に行ったのだろう。ちなみに同日に『君の名前で僕を呼んで』も観ていたのでメンタルがぐちゃぐちゃになりました。
レディ・バード(2017年)
みんな大好きシアーシャ・ローナン。監督はグレタ・ガーウィグ。『ストーリー・オブ・マイライフ 私の若草物語』と同じタッグじゃんか。解き放たれるような感じがとてもよい。
HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ(2018年)
みんな大好きティモシー・シャラメ。青い、青いぞぉ、と言わざるを得ない作品。時代背景も相まってエモーショナルである。ティモシー・シャラメが好きなら観ればいいと思う。
ミッドサマー(2019年)
観ました。監督の前作『ヘレディタリー/継承』もA24。
以上。自分が観た作品からはあまり感じないがフィルモグラフィーを見ていると、なんとなくホラーっぽいちょっと気持ち悪いなぁという作品が多い気がする。
あとは、ポスターがけっこうかっこよかったりする。日本の映画ポスターはデザインも微妙だし文字が多すぎてダサい、というのはしばしば話題になるがA24の作品はかなりスタイリッシュなものが多い。私が観た作品も(ルームはちょっと微妙かもしれないが)、どれもジャケ買いならぬポス観(?)したくなる作品ばかり。思いもよらぬ特徴が見えた。
主演俳優や監督で観に行く映画を選ぶ事はままあるが、今後は配給会社にも注目してみると面白いかもしれない。