宝石の国11巻感想

年一ペースで最新巻が発売されている宝石の国。ビリーバットとかパンプキンシザーズとか読んでると年一ペースは良心的だなと思う。

まぁハンターハンターという数年ペースなばかくそ面白化け物漫画があるしな。

ということで宝石の国11巻読んだ。

最近もっぱら地獄だと噂の宝石の国ですが、毎巻毎巻地獄レコードを更新してくれる本当に化け物みたいな漫画ですね。

フォスが地球に単身乗り込んで金剛に祈ってもらわにゃならんところを地球の宝石たちに情け容赦なくぼっこぼこにされて、それを金剛が200年以上かけて修復して目覚めたフォスがかちきれて無理やり祈らせるところから始まるのだが、

すでに地獄。

ちょっとずつ集めて修復したものだからフォスぼろっぼろ。これ主人公だよね？薄荷色の綺麗なフォススタートだったのがどんどん原型をとどめなくなっていったとはいえ、とうとう人型でもなくなっちゃったよ。

しかもまた地球の宝石たちにぼこぼこにされるし。話し合えやお前ら。

ということでパパラチアが地球に戻る代わりにフォスが月に戻っていったわけだが。月の宝石たちも月の暮らしになじみすぎてフォスのやることに全然協力してくれなくなった中、パパラチアだけが精神的支柱になると思っていたのに。カンゴームなんてもう知らん。とうとう最初の人物紹介の名前の欄、姫になっちゃってたし。本来の自分を取り戻したカンゴーム、好きじゃない。カンゴームには申し訳ないが好きじゃない。

そこからはもうフォスがバチバチ。完全に恨みの塊。もうだめだ。

もうだめだ……。

なにあの見た目。ホラーじゃん。

全員無に帰すためには宝石全部ぶっこわそうムーブ巻き起こっちゃったし。わかるけど。話し合いもしないやつらなんて粉々にしてしまえ。シンシャなんぞもう知らん！ぷんぷん。

粉々にしに行こうというのについてくるのは、ダイヤ、アレキ、ベニトなわけで、まぁ一人じゃない分よかったな……とは思う。でもダイヤをたきつけるためにボルツの名前出すフォス、もう私の知っているフォスではない。アレキはちゃんとしてるからいいけど。

で、結局よくわからないまま11巻おわった。ひたすら地獄のままおわった。

てか金剛がちゃんと作動したら月人だけじゃなくて宝石も無にかえるってなんだよ。なんで黙ってたんだよ。意味わからん。エクメアきらいだ。

世界観は好きだけどいよいよ好きなキャラがいなくなってきた。フォスだけが自分勝手みたいに見えるけど正直全員自分勝手だからな。方向性がたまたま違ったりまとまったりしてるだけだからな。

てか地球の宝石たちまじけんかっぱやすぎるだろ。暴力ではなにも解決しないぞ。

アンタークちん、もうどうしたらいいんだよ……。もうここ最近の巻はアンタークちんがひたすら恋しい。それもこれもカンゴームがあんな風になっちゃったからだ。かなしい。

フォスに救いの手をぉ。