NLP(神経言語プログラミング)についての本を読んだ-問題に向き合うにはまず言葉をほぐす。
ハリーポッターに出てくる町、ホグスミートだと思ってたけどホグズミードだった。濁点の多さよ。
正確にはNLPコミュニケーションの本。今回で最後。
マンガでやさしくわかるNLPコミュニケーション-山崎-啓支|Amazon
最後は「問題があるとき、なんだかかっこいい言葉にしちゃってるけどそれだと何をしていいかわかんないよ!」について。
はい。
これは、なんだか本にはいい感じに書いてあったんですけど、それを自分なりの言葉に直してみた次第です。こうやってミスコミュニケーションを防ぐんだよ!
名詞化というもの
「名詞化」という言葉がある。
名詞化とは、本来は動きやプロセスがあるものを名詞にしてしまうもの。名詞になると、本当は動きがあるものなのにガチっとしたイメージで固められてしまう。そうすることで、身動きが取れなくなっちゃうよね、って感じ。
名詞は、たとえば「コップ」とか。ではこのコップを思い浮かべてみる。人によってはガラスのコップを思い浮かべるだろうし、マグカップが出てくる人もいるかもしれない。まさしく十人十色。
こんな風に、名詞というのはイメージが固定されるわりに、人によって違う。
名詞化もそう。本来は動きがあって状態があるものなのに、名詞になることでイメージが固定される。のに、それは人によって解釈が変わってくる。ゆがみだ。前二回でも出てきたゆがみ。
まぁ難しいことを取っ払うと、「難しい言葉を使ってくるせいで問題の本質がわからないんですけどぉ?そのせいで何を解決していいかわからないんですけどぉ?」ってことだ。
いいんだ、それくらいの心持で。
言葉をほぐそう
例えば人から「今人間関係で悩んでて……」と相談された場合。
ああ~、なるほどね~、あるある~と思う。大体人間関係に悩まされるものだ、人とは。
しかしここで「人間関係」に対するイメージは実は双方で違ったりする。それはお互いが体験してきたことが違うから当たり前だ。
でも「人間関係に悩んでいる」というのはあるある~なのであるある~となる。ゆがんでいる。ミスコミュニケーションでもある。
ここで「でも人間関係ではみんな悩みがちだし、上手くやっていくしかないよね」とか「一緒に飲みに行けば仲良くなれるんじゃない?」とか言い出すのはナンセンス。
ので、ここでちゃんとゆがみをなくす。
省略や歪曲をなくしていく。
要は具体的にすればよろしい。
例えば具体的な誰かと上手くいっていないのか。どういった場面で上手くいっていないと感じるのか。具体的な誰かがいるんだとしたらそれ以外の人はどうなのか。
こう聞いていくと、もしかしたら「職場にいる○○さん」とかそういうせまーいスコープの話であるとわかるかもしれない。
そこまでいけばどうやって解決していけばいいか一緒に考えられるはずだ。
凄く簡単な解決方法が見つかるかもしれないし、本人が「あれ?けっこうしょうもない問題だな?」となるかもしれない。
でも「人間関係に悩んでいる」という言葉だけではなかなか難しい。しかもこういうことを考え悩む人の中には、「だから私はだめなんだ」となる人もいる。
でもちょっと待って!!もっと言葉をほぐして!それはあなたの問題かな?そもそも人間関係ってなに?私とあなたは上手くいっているじゃない!あなたはだめなんかじゃないじゃない!!
これはちょっと暑苦しいけど。
でも小難しい言葉を使って問題を決めつけるよりも、具体的を突き詰めていった方が解決への道のりも早いだろう。でも「だから私はだめなんだ」でいるのが結構好きな人もいるだろうから、そういう場合はあるある~でいいと思う。
3記事も使ってまとめてしまった。
人から何か相談を受けると解決してあげなきゃ!と勇んであれやこれやとアドバイスをしてしまいがちになるが、まずは落ち着いてそこに省略はないか?思い込みはないか?と具体的かつ正確な情報を共有することをこれからは大事にしようと、本を読んで思いましたまる
他にも色々本には書いてあったけど、ためになるなぁと思ったものについては以上。