傘はあまり差したくない人

思ったことを書きたいだけの場所

ジョジョのアニメ全部見終わったから各部についての感想を書く。

ネットフリックス(なんでPCってねっとふりっくすって打ってNetflixって変換してくれないんだよ)での公開期間ギリギリのギリで観終わった。

これでオイラもジョジョのことがほんのちょっとだけわかったぞ。

 

各部ネタバレ全開。

 

関係ないけど、読書感想文の是非みたいなのが昨日くらいにTwitterでめちゃくちゃ盛り上がってたけど、自分はわりと読書感想文の宿題すきでした。高校一年の夏休みに課題図書の中から何を選んでいいのかわからなくて4冊くらい読んだのがいい思い出です。本州みたいに夏休み長くないんで本当によく読んだなと思います。部活終わりに格技場で読んだな。

 

まぁこれ、漫画ですらないアニメの感想だけどぉ。

 

一部 ファントムブラッド

原点にして頂点。これがあるからジョジョがある。一部を読まずしてジョジョの何がわかるというのか。スタンドが出てこないからなんだというのか。俺達には波紋があるじゃないか。

出てくるキャラクターキャラクターがみんなわりと優秀なのがよい。

ディオとジョナサンの青春をハイスピード且つ濃厚に語っていく一話二話はもはや伝説と語り継がれてもよい。20数分という尺に数時間もの物語が詰め込まれておりそれが脳内に流れ込んでくるあの快感。チャージマン研だったら失禁してるレベル。

ジョジョがディオに対して友情を感じていないのが素晴らしい。普通ああいう熱血主人公というのは明らか悪い奴なのに「それでも僕は彼を信じる!」とかまっすぐな目で言って読者に「ああもうバカ!でもそれがお前のいいところだよ!」とか思わせたりするんだけど、まさかの「あいつはすげぇやつなんだけど友情を感じたことはない」発言からの「お前父さんに毒盛ってない?」と最初から疑い100%。あの体格で知的なのしびれる。

でもディオを倒したときに涙を流し、最後の最後に「奇妙な友情を感じる」と言わせたのだからほんとジョジョ、お前……。ジョジョの青春はディオと共にあり、ディオの青春もまたジョジョと共にあったのだ……。

 

二部 戦闘潮流

いてぃばん好き。

ジョナサンとは似ても似つかない破天荒なキャラクターであるジョセフ(以後JOJO)。しかし戦闘において発揮されるその機転は祖父ジョナサンをはるかに凌駕する。正直JOJOの強さはジョナサンにはかなわないと思うし、シーザーの方が戦闘センスあるし、でもJOJOは勝てちゃうはず。路地裏の卑怯喧嘩。狡い。そういうところがかっこいい。

2部からやたらと「これハンターハンターで見たな?」という描写が増えてきて「冨樫やってんな?」というのがマイブームになった。リサリサなんかビスケじゃん。波紋で壁を登る修行、完全にマサドラに行くために岩を念をこめたスコップで掘り進めるやつじゃん。ジョジョやっぱすげえよ。

ラスボスが歴代ジョジョの中でも別格で最強なのが最高。キメラアントが求めてる究極生命体じゃん。ここでも冨樫やってんな?(やってない)

そんな最強ラスボスを倒せるのってやっぱりJOJOしかいないんだろうなぁ。二部まじ世界一いいいいいいい!!

 

三部 スターダストクルセイダース

あるぅきつづぅける!クルセイダーーーーーース!(ハッハッハッハッ!!)

三部は正直神。神様。これを超える部、なくない?

従来の人気少年漫画の法則はトーナメントによる勝ち残りストーリー、だと個人的に思っている。それをエジプトへの旅路という形で構成するの、まじ神かよ……。さらにここで新たに登場するスタンドという能力によって、物語が進むにつれて敵が強くなるという単純構造を崩してかかっている。スタンドをどう使うかという個々人の力量が大切なのである。正直コンセントにさわらせて戦うマライア(足がグンバツの女)(好き)とか使い方によっちゃあくそスタンドだろ。でもアブドゥルとジョセフを追い詰めたんだからすげぇぜ。まぁ一番のくそスタンド、カメラぶっこわして念写するハーミットパープルなんですけど。それでもスタープラチナとかシルバーチャリオッツに引けを取らない戦いをするジョセフまじジョセフなんですけど。おじいちゃんになっても推せる。

OPについては一部二部が神過ぎて三部はすごいけど見劣りするかな?と思ったが、そんなのはまやかし。満を持してDIOと対峙したあとのOPは鳥肌もの。素であばばばばばbって言うわ。そんなDIOは本当に悪のカリスマ。調子に乗りまくった発言をするという下手したら小物臭がぷんぷんのベジータ級キャラになるところを(ベジータが小物とは言わないが、初登場時は結構そんな感じがする、さらに上にはフリーザという存在がいるし)、ラスボス然とした「こいつにどうやって勝ったらいいんだ?」感を出してくる。まじDIO好き。絶対に倒したいけど、DIO好き。ジョナサンの身体返せやこらぁ!!!ジョセフとDIOがエリナについてちょっと言及するの、あれアニメオリジナルなんで制作陣まじ英断かよ。

マジDIOの館着いてからの熱さはこの世のどの漫画もかなわないのではないかと思わせてくれる。ヴァニラアイス戦の絶望感からのDIOの得体のしれないスタンドの恐怖。神?そしてラストバトルでの承太郎の急成長、まじスピード感やばくて心臓止まるわ。F1かよ。

 

四部 ダイヤモンドは砕けない

三部までの生と死をかけた男達の戦いからの杜王町レ~ディオ~。平和。

正直三部までの熱い戦いを見た後のこの落差に退屈したりもしたが、途中からどんどんキャラクターに引き込まれていった。それまではキャラクター数もそんなに多くなかったし、三部は多いけど敵は基本一戦交えたらその後は現れないことがほとんどだった。そこにきて四部は再登場キャラが多く杜王町という一つの町にどんどん愛着を持つ。

そしてここもまたジョジョのすごいところなんだけど、三部の主人公である承太郎ががっつりメインキャラとして登場し、がっつり一緒に戦うこと。普通エッセンス程度じゃない?いやそれは三部のジョセフもそうだったんだけど、なんか四部の承太郎の登場っぷりが三部のジョセフより異質な感じがした。なんでかしら。ハーミットパープルが雑魚いからかしら。スタープラチナは出張ってくるとそれだけで味方側のパワーバランス崩壊するからな。

そんな承太郎を追い詰めた吉良吉影のシアーハートアタックまじすごいんですけど。康一くんが悪かったけどね、あれは。康一くん、みんなに好かれるキャラでどんどん成長していくんだけど、でもたまに調子乗って失敗しちゃうんだよな。かわいい。

あとジョセフはここまで年を取ってもまだ推せる。てかまさか四部にまで登場すると思わなくて、正直三部のDIO戦で死んだときに「ああ、ジョセフここで死ぬんだな」ってめっちゃ泣いたくらいだからやっぱ観る(もしくは読む)順番って大事だなと思った。四部先に知ってたら「いうてこのジジイ生きてるんだけどな」ってなる。

そして三部のラストバトルで仲間が6人(てか5人と1匹)のうち半分が死んでしまったので四部も露伴先生は死ぬんだ……と思ったし億泰は死んだ……って思いました。誰も死ななくてよかったなぁ。やはりクレイジーダイヤモンド最強。

 

五部 黄金の風

完全に四部ロスのまま五部突入。DIOが三部で退場というのが信じられなくてまだまだなんらかの形でかかわってくると信じていたけど、まさか息子がいたとは思わなかった。でもDIOの身体はジョナサンなので一応ジョースター家ってことでおけ?

ジョナサンの身体を持ったDIOの息子ということで、ジョルノの性格はこれまでのジョースターのものとはちょっと違う印象。誰に対しても礼儀正しいのはジョナサンっぽいなと思うが、自分の体すらも犠牲にするまじでイっちゃってる戦い方はジョースターの血というよりはDIOの血がそうさせているのではなかろうか。あとゴールドエクスペリエンスレクイエムを発動したあとのOPでジョルノの後ろ姿がDIOそっくりなの、演出として思いついたやつを表彰したい。

と言ってもジョルノのスタンドは補助っぽくて傷を治したりとかばっかで(クレイジーダイヤモンドの劣化版やんけ)、基本はチームブチャラティの活躍とトリッシュの葛藤と成長を見ることになる。今までジョジョたちの成長を見守っていく構成だったのに、ここでがっつりと視点を変えるの、やっぱジョジョはちげぇなぁ。

ディアボロは強かったけど、最終的にはチャリオッツレクイエムが一番厄介だったのも面白い。単純なラスボスとジョジョ側の殴り合いじゃないのがよい。そしてさすがギャングの話だけあって人は死ぬ。ナランチャかわいそう……。

いやぁそれにしてもポルちゃんが亀になるとは、三部の時点では思いもしなかったぜ。

 

 

まだまだ語りたいことはあるが、大体はこの辺で。

六部まででいったんの区切りだと聞いているので、漫画を借りて読んどこうと思います。